農業分野で外国人を雇用する際の必須要件、特定技能試験 について

チョー

こんにちは、こちらの記事では海外人材の今について書いています。

是非、気になる方は一読お願いします!

日本の農業現場で即戦力となる外国人を労働力として受け入れる場合、特定技能1号・農業分野での雇用が可能です。

特定技能1号・農業分野での外国人受け入れ条件は、一般社団法人 全国農業会議所の主催の「農業技能測定試験」と「日本語能力試験」の合格です。
試験の合格により農業に関する相当程度の知識または経験を必要とする技能を有している者として認められることとなります。
https://www.nca.or.jp/
※一般社団法人 全国農業会議所HP↑


特定技能1号・農業分野・外国人に対する要件

外国人が農業支援活動に従事するためには、以下の要件を満たす必要があります。
以下の該当者で且つ、特定技能の農業技能測定試験の合格証が必要となります。
・年齢が満十八歳以上であること
・農作業に関し一年以上の実務経験を有すること
・農業支援活動を適切に行うために必要な知識及び技能を有する者であること
・農業支援活動を行うために必要な日本語の能力を有していること

特定技能試験 農業技能測定試験について

・農業技能測定試験
https://asat-nca.jp/
※ASAT農業技能測定試験↑

・試験対応言語
日本語/英語/カンボジア語/インドネシア語/ミャンマー語/タイ語/ベトナム語

・試験方式
コンピューータ・ベースド・テスティング(CBT)方式または、ペーパーテスト方式

・受験資格
満17才以上(国籍がインドネシアとミャンマーの場合、満18歳以上)

・受験料
農業技能測定試験 (耕種農業):8,000円
農業技能測定試験 (畜産農業):8,000円

・受験の手続き
農業技能測定試験HPより、専用の予約受付サイトから受験の申し込みができます。

・試験会場
日本国内と海外で実施されています。
海外は、フィリピン/インドネシア/カンボジア/タイ/ミャンマー/ネパール/モンゴルで実施されています。
https://www1.prometric-jp.com/reserve/center_map.asp
※試験会場一覧(国内)↑

・試験日
http://ac.prometric-jp.com/common_contents/test-dates.html
※国内試験日スケジュール↑

・合否通知
試験実施後5営業日以内で、専用ウェブサイトにてスコアレポートの確認ができます。
試験結果データの保存期限は5年間となっています。

・試験時間 60 分
・試験問題 70 問程度

・試験科目
農業技能測定試験では、分野が「耕種農業」と「畜産農業」の2種類に分かれています。「耕種農業」に従事する場合、または「畜産農業」に従事する場合に合わせて、それぞれの分野に合わせて受験する必要があります。

・耕種農業全般
学科
・耕種農業一般
・安全衛生
・栽培作物の品種・特徴
・栽培環境(施設・設備・資材・機械)
・栽培方法・管理
・病害虫・雑草防除
・収穫・調整・貯蔵・出荷 等
実技
・土壌の観察
・肥料・農薬の取扱い
・種子の取扱い
・環境管理、資材・装置・機械の取扱い
・栽培に関する作業
・安全衛生 等
日本語
・日本語で指示された農作業の内容等の聴き取り

・畜産農業全般
学科
・畜産農業一般
・安全衛生
・品種
・繁殖・生理
・飼養管理 等
実技
・個体の取扱い
・個体の観察
・飼養管理、器具の取扱い
・生産物の取扱い
・安全衛生 等
日本語
・日本語で指示された農作業の内容等の聴き取り

・学習用テキスト
https://asat-nca.jp/textbook/
※サンプル問題・学習テキスト↑

◆試験に対する問い合わせ

TEL 03-6910-1125
※受付時間 平日10:00~17:00(12:00~13:00を除く)

特定技能試験日本語能力試験について

国際交流基金JFT-Basic日本語基礎テスト

https://www.jpf.go.jp/jft-basic/faq/
「ある程度日常会話ができ生活に支障がない程度の能力」の目安として、特定技能1号では、A2レベルの一定程度の日本語力を持っているかどうかを判定します。
・受験申込み
プロメトリックWEBサイトより予約、ID取得を行います。(個人または団体で受付)

・試験内容
文字と語彙(約15問)/会話と表現(約15問)/聴解(約15問)/読解(約15問)

・試験日程
http://ac.prometric-jp.com/testlist/ssw/schedule/Schedule_F1.html
※海外・試験日程スケジュール↑
http://ac.prometric-jp.com/common_contents/test-dates.html
※日本国内・試験日程スケジュール↑

・試験方式
コンピューター・ベースト・テスティング(CBT: Computer Based Testing)方式
・対応言語
英語/中国語/インドネシア語/クメール語/モンゴル語/ミャンマー語/ネパール語/タイ語/ベトナム語の9言語

・合否通知
試験実施後5営業日以内で、専用ウェブサイトにてスコアレポートの確認ができます。

日本語能力試験【国際交流基金/日本国際教育支援協会】

https://www.jlpt.jp/
日本語を母国語としない外国人対象に日本語能力判定試験を行い、特定技能1号では、N4以上レベルの水準が求められます。

・受験申込み
日本国際教育支援協会のウェブサイトより申し込みができます。

・受験会場
https://www.jlpt.jp/application/overseas_list.html
※受験会場のスケジュール↑

・試験内容
言語知識(文字と語彙)30分/言語知識(文法と読解)60分/聴解35分

・試験日程
年に2回。7月と12月に実施
http://ac.prometric-jp.com/common_contents/test-dates.html
※海外・試験日程スケジュール
※日本国内は7月は終了12月5日(日)に実施予定

・合否通知
国内で受験の場合は合否結果通知書、海外の場合は認定結果と成績証明書が届きます。

まとめ
日本語能力試験については、他の産業と同様にN4レベル以上の水準が求められます。
農業技能測定試験では、「耕種農業」と「畜産農業」のそれぞれで従事する業務に合わせた受験が必要となります。これらの試験は日本の農業現場で働くためのスキルとなりますので、農業分野で特定技能外国人を雇用したい場合には、これらの内容を確認し受け入れ準備をすすめるようにして行きましょう。

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