【必見】外国人技能実習生に必要な日本語とは?

チョー

こんにちは、こちらの記事では海外人材のについて書いています。

是非、気になる方は一読お願いします!

それでは人材関連事業に関する報告をしていきます。


外国人技能実習生の受け入れでは、在留資格や労働条件、技能スキル、そして日本語能力レベルなどが必要条件となります。

日本語レベルについては採用時に、各業界ごとに必要な日本語の専門用語や日常会話、緊急時に対応できる日本語など、各場面ごとに必要な日本語能力が判断基準となります。

また、技能実習生の日本語スキルが現時点では未熟であっても、将来性のある人材であるかなど、技能実習生の人材育成の観点からも検討の大切です。

技能実習生には日本語+習慣・マナーの学習が必要

社内での円滑な意思伝達には、ある一定の日本語レベルが必要であり、日本語学習に合わせて日本の習慣やマナーについては、事前学習と就労開始してからも常に実習生に伝えて教えることが、コミュニケーションを緩やかに図るコツとなります。

技能実習生にとっては、新しい職場と生活が同時進行に始まる中、日本語を学習しながら、さらに日本の習慣やマナーを理解するまでには時間がかかります。

技能実習生受け入れ側は、実習生と共有できる仕組みを作るためには、お互いの国の習慣やマナーの違いを知ることや異文化に対する理解を深めることが大切です。

日本語を意思伝達のためのツールとするならば、お互いの国の習慣やマナーは、意思伝達を円滑に和らげるためのものであり、日本語能力+習慣・マナーは合わせて研修教育することが必須となります。

技能実習生の日本語学習のススメ方

技能実習生は、入国前に母国の日本語学校にて6ヵ月間の学習を終え来日しています。

現地では日本語検定試験のレベルN5N4を基準に学習を進め、日本入国後にさらに上級レベルを目指し学習して行きます。

入国前の日本語科目の合計時間数は、入国時 N4 120 時間、N3 40 時間が上限です。

日本語のレベルは、技能実習生の日本滞在期間や各業界からの要望によって異なり、合わせて日本語検定試験を受験し対応して行きます。

厚生労働省が公表している日本語プログラムでは、技能実習生のレベルに合わせてN4初級/N4上級/N3取得者/の3つのレベルに合わせて、各監理団体が研修を行うことを推奨しています。技能実習生は入国後、原則2か月間の研修を受けます。

入国前と入国後の研修においては以下の講習内容と時間数となっています。

 科目

入国前

入国後

総合日本語

70

30

聴解

20

読解

10

文字

20

発音

会話

27

作文

介護日本語

40

合計

120時間

120時間

技能実習生に必要な日本語について

実習生が必要となる日本語は、技術専門知識が理解できることばや、日常生活に必要なことば、などになります。以下のようなポイントにそって学習を進めます。

  • 各業種別に合わせて、作業時に指示されたことばを理解することができる。
  • 職場での進捗状況を簡潔に報告できる。
  • 職場や地域住民とのコミュニケーション会話ができる。
  • 日本語であいさつができる。
  • 公共機関や交通機関を使用する、買い物をするなど日常生活に必要な日本語を理解できる。
  • 体調不良の時に病状を伝えることができる。
  • 悩みやストレスを伝えることができる。
  • 日本の文化や風習に関する内容を理解できる。

各種、日本語検定試験について

技能実習生が受検することができる日本語の能力検定試験は、以下の3団体が実施しています。

1号技能実習(技能実習生1年目)の受験内容について

〇日本語能力試験N4合格者

J.TEST実用日本語検定 E-Fレベル試験350点以上またはA-Dレベル試験400点以上

〇日本語NAT-TEST 4級~1級合格者

2号技能実習(技能実習生23年目)の受験内容について

〇日本語能力試験N1またはN2合格者

J.TEST実用日本語検定 A-Dレベル試験400点以上

〇日本語NAT-TEST3級~1級合格者

日本語能力検定試験の3団体について

日本語能力試験JLP  https://www.jlpt.jp/

J.TEST実用日本語検定   http://j-test.jp/

日本語NAT-TEST  http://www.nat-test.com/

各団体の日本語レベル

日本語能力試験JLP

 N5N1

J.TEST実用日本語検定 

 入門「F-Gレベル試験」
初級~中級「D-Eレベル試験」
上級「A-Cレベル試験」
試験回数:初級・中級・上級は年6回/入門は年3回(国内)

日本語NAT-TEST 

 5級~1

日本語レベルの認定目安

★☆☆☆☆
N5
基本的な日本度をある程度理解できる。
★★☆☆☆
N4
基本的な日本語を理解できる。
★★★☆☆
N3
日常的な場面で使われる日本語をある程度使うことができる。
★★★★☆
N2
日常的な場面で使われる日本語の理解と幅広い場面で使われる日本語をある程度理解できる。
★★★★★
N1
幅広い場面で使われる日本語を理解できる。

日本語能力試験JLP  

日本語能力検定試験の認定証について

日本語能力試験JLP  

出入国在留管理局に提出する書類として成績証明書を発行しています。

国内または海外など受験場所によって申請方法が異なります。

インターネット受付申請

J.TEST実用日本語検定  

出入国在留管理局に提出する書類として成績証明書を発行しています。

インターネット受付申請

日本語NAT-TEST

出入国在留管理局に提出する書類として成績証明書を発行しています。

専用の申請書にてFAX送信(メールの場合時間がかかる)

技能実習生にとって入国後の慣れない就労時間に合わせて、さらに日本語学習時間を確保しにくい現状です。各業界で専門技術を身に付けていくためには、継続性のある日本語学習と日本の習慣・マナーを、職場や地域周辺との交流も含めて環境作りをしていくこと必要です。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000183085.pdf

参考元:厚生労働省

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