日本の各職種業界の人材不足の原因について

チョー

こんにちは、こちらの記事では海外人材の今について書いています。

是非、気になる方は一読お願いします!

昨今の日本では、少子高齢化が急速に進み、労働人口も減少しています。さらに、3Kと言われる労働環境の改善が必要な職種も多く、様々な業種で人手不足が深刻な問題となっています。

それでは、今回は特に人手不足が顕著な業種・職種について、その原因がなんなのかを詳しくご説明します。


日本全体の人手不足

厚生労働省の調査によると、2020年2月時点の全業種の有効求人倍率の平均は1.34でした。この有効求人倍率は一人の求職者に対して、どれだけの求人があるかを示したものなので、1.0を上回ると、一人の求職者に対して、1社以上の求人がある状態を示しています。

そのため、この「1.34」という数字は、日本全体が人手不足であることを表しています。

それでは、次からは人手不足が深刻な業種・職種をご紹介します。

建設業において

特定技能制度に建設行が導入された背景としては建築業界の深刻な人手不足が関係しています。帝国データバンクの調査によると、人手不足割合を見ると、建設業の企業の約半数が人手不足であり、業種別では最も高い結果となっています。このように、近年建設業は国内の人材供給が間に合っていない状況です。

また、就業者数は1997年には685万人ほどいましたが、2020年では505万人に減少し、右肩下がりの状況が進んでいます。

また、厚生労働省の調査によると建設業界の有効求人倍率は約4倍ほどと全業種と比較してみても、高い値になっています。

人手不足の原因

このような人手不足の要因としては

若者が3Kを避けるため

建設業界はいわゆる3K(キタナイ・キツイ・キケン)というイメージがあり、若者はこの意識から建設業を避けてしまう傾向にあります。

労働状況

建設業では長時間労働も問題になっており、さらに賃金も低いために離職率も高くなっています。そのため、労働環境の改善も急務になっています。

介護業界において

厚生労働省の調査によると、2025年までで必要となる介護人材は約245万人で、年間6万人程度の介護人材の供給する計算になります。
しかし、現状がそのまま推移すれば2025年度には約211万人という試算もあり、約34万人ほどの不足が懸念されています。

人手不足の要因

まずは、介護分野ではいわゆる3K(キタナイ・キツイ・キケン)のイメージが定着していることがあげられます。これによって、求人を募集しても、応募者が十分に確保できないという現状があり、有効求人倍率は上昇を続けています。
また、離職率も高く、勤続3年未満で離職する人が6割を超えている状況です。

運送・流通業界において

運送・流通業界では、運輸・郵便事務の有効求人倍率は「3.66」、自動車運転の職業は「3.28」となっています。

人手不足の原因

運送・流通業界については、ネットショッピング等の需要拡大に業界側が追いついておらず、人材供給も遅れていることが人手不足の理由です。業界の規模自体は拡大していて将来性は高いものの、急スピードで仕事量が増加していて人手の確保が難しい状況となっています。

飲食業界において

こちらも帝国データバンクの調査結果によると、多くの飲食店が人手不足に悩まされていることがわかります。

このデータによると、飲食店スタッフの大部分を占めるアルバイトといった非正社員について、「不足している」と回答した企業は84.1%にのぼります。

また、全業種の平均が34.4%という割合であることからも、飲食業界は圧倒的に人手不足であるといえます。正社員の従業員も、アルバイトやパート同様に人手が足りておらず、「正社員が不足している」と回答した企業は全体の6割を超えていました。

人手不足の原因

まずは、給与が低いことがあげられます。飲食業界で働く40代の平均年収は481万円と、63ある業種のなかでも58番目に低くくなっています。

これは、どうしても飲食店を経営する上で人件費を削減しなければ回らないという事情もあります。また、この低い給与水準などによって、社会的地位が低くなっているこよも人手不足の原因と言えるでしょう。

さらに、労働環境もそれに拍車をかけています。厚生労働省の調査によると、飲食サービス業では年間の休日の平均が95.7日と、全体平均の108日よりも10日以上も少ないことが分かります。
(参考:厚生労働省の調査)

このような労働環境も人手不足の原因の一つになっています。

IT業界において

IT業界も、経済産業省のデータによれば、人材の需要が今後拡大すると考えられていますが一方で、日本のIT人材供給は減少が見込まれ、その需給ギャップは2030年までに最大で78.7万人に拡大する可能性があると推測されています。

人手不足の原因

まずは、急速に拡大する市場に人材供給が追いついていないということがあります。

また、技術の進歩も著しいこの業界では新しいスキルを学び続ける必要があるため、なかなか人材が集まりません。

まとめ

ここまで、日本で人材不足が深刻な職種について、その原因とともにご紹介しました。

近年では、このように日本国内でまかなえない労働力を海外から受け入れようとする企業がふえています。

今後さらに増加する人材不足に対して、外国人材を検討してはいかがでしょうか。

参考
https://bowgl.com/restaurant-shorthanded/
https://global-hr.lift-group.co.jp/46
https://shirofune.jellyfish-g.co.jp/others/ranking_fusoku#i-2

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