チョー
こんにちは、こちらの記事では海外人材の今について書いています。
是非、気になる方は一読お願いします!
法務省公表の2021年6月末時点の『特定技能1号在留外国人数の統計』では、国籍別の順位はベトナムに次いでフィリピンが2位となり、介護、造船・舶用工業分野でのフィリピン出身者の増加率が際立つ結果となっています。
外国人採用において技能実習制度から特定技能への移行が主流となっている現在、フィリピン人の技能実習生も同様に特定技能1号に在留資格を変更し、再雇用または雇用継続する企業が多く見られます。
フィリピンは、日本をはじめ海外へ就労者を積極的に送り出している世界最大の労働者輸出国です。
日本の人手不足の産業分野では、フィリピン人の採用を希望している企業も増加傾向にあり、今後フィリピン人労働者が日本企業の即戦力として働くことが期待されています。
そこで、今回は技能実習生や特定技能でのフィリピン人受け入れた場合に参考となるフィリピン人の性格や特徴について紹介して行きましょう。
もくじ
知っておくべき、フィリピンの基本情報について
まずはじめにフィリピンの国情報を簡単に紹介しておきましょう。
国名:フィリピン共和国/Republic of the Philippines
首都:マニラ
面積:30万平方キロメートル
人口:1億98万人/首都圏マニラ:人口約1,288万人(2015年フィリピン国勢調査)
公用語:フィリピノ語及び英語。ほか80前後の言語あり
民族:マレー系/中国系/スペイン系/少数民族
通貨:フィリピンペソ/PHP
宗教:カトリック教82.9%/その他キリスト教10.0%/イスラム教5.1%など
政治体制:立憲共和制
元首:ロドリゴ・ドゥテルテ大統領
気候:年平均気温26~27℃/6~11月が雨期・12~5月が乾期/
フィリピンの方の考え方や特徴とメリット
出稼ぎ大国フィリピンから若い労働力の確保
フィリピン海外雇用局(POEA)によりますと2020年にフィリピン人海外出稼ぎ労働者は54万9,841人となっています。コロナ禍の影響により前年度より減少した数値となっていますが、今後、海外渡航が再開されることでフィリピン人の海外出稼ぎ労働者数は、再び増え始めることが見込まれています。
フィリピン人の海外出稼ぎが多い理由のひとつは、母国での若年層の失業率が高いことがあげられます。フィリピンでは、母国で働くことよりも海外に目を向ける傾向があり、さらにフィリピン人の英語の習得率の高さは、英語圏への就労に対応できるためのスキルとして活かされています。
また、フィリピンは銃社会による治安悪化の問題があるため、フィリピンの若者たちは日本のように治安の良い国で働くことを希望する傾向にあります。
フィリピン人に共通する性格は?
年間を通して温かい気候のフィリピンでは、南国特有の明るくゆったりとした環境が、フィリピン人の人柄にも影響しています。とてもフレンドリーで人懐っこい性格が、同じ社内で働く社員同志に良い影響を与えることでしょう。
海外へ働きに出ることが一般的であるため、外国人とのコミュニケーション能力にも長けています。
フィリピン人の女性の性格は?
フィリピン人は基本的に良く働きます。女性の場合は特にしっかりと安定して働くことができます。新しいことやクリエイティブな発想は期待できませんが、真面目にコツコツと作業をこなし、マニュアル作業、単純作業を進めることは得意です。
フィリピン人女性の性格は、気が強く怒りっぽいという面がありますが反面、包容力のある大らかさがあり、日本の会社で働いた場合、社内でのコミュニケーション潤滑油となってくれるでしょう。
フィリピン時間と日本時間について
時間にとらわれないのは、日本以外のアジア圏では共通する特徴であり、フィリピン人も同様です。時間で動く習慣がないため計画通りに行動することが苦手です。
時間厳守の日本人から見ると、時間通りに行動できない者に対して不満を持ってしまいがちです。業務スタートしてから、時間の食い違いが起こらないように前もって、日本社会の特徴である時間厳守という習慣について、時間のとらえ方には何種類もあるということを踏まえて指導を行うことが必要となるでしょう。
家族愛で成り立つフィリピン世帯
フィリピン人は大家族世帯が多く、家族同士の助け合いや家族のためにに行動することが良いとされフィリピン文化の基盤となっている一面があります。
海外出稼ぎ労働者が多いフィリピンでは、例えば子供をフィリピンに残して夫婦共稼ぎで海外出稼ぎに行っている場合には、家族や親せきがその子供を育てる環境が自然と成り立っています。
フィリピン人社員雇用の際は、日本の核家族世帯または単身者とは異なる、大家族世帯の家計を背負って日本へ働きに来ているという背景を理解することが必要となるでしょう。
フィリピン人を雇用する前に知っておきたい内容をまとめてみました。今後、増加が見込まれている技能実習生や特定技能でフィリピン人の人材確保を検討している企業では、フィリピン人の特徴について理解を深め、業務の効率化や社内環境の向上に繋げて行きましょう。