外国人技能実習制度・ビルクリーニング業について解説

チョー

こんにちは、こちらの記事では海外人材の今について書いています。

是非、気になる方は一読お願いします!

フィリピン人ハウスキーパーに注目してみましょう!

フィリピンは世界各国に労働者を送り出している実績があります。

フィリピン人が海外就労国の職種で最も多いのは、ハウスキーパーやメイドなどクリーニング作業を含めた仕事です。

海外で働くためのスキルアップのためにフィリピン国内のハウスキーピングの国家資格を取得した優秀なフィリピン人もいます。

フィリピン人は日本のビルクリーニング業界で活躍できる人材として注目です。


クリーニング業界ではフィリピン人採用に注目

メイドやハウスキーパーを雇う習慣のある欧米文化圏では、ホスピタリィ精神の宿ったフィリピン人労働者が幅広く活躍し勤勉で真面目な働き方に高い評価を受けています。

フィリピン人の人材が日本の就労先として宿泊施設で働いた場合には、ベッドメイキングや客室清掃、備品の補充作業などでメイド経験のあるフィリピン人の働き方に期待できるでしょう。

フィリピン人の海外労働先として最も多い中東地域では、悪質な労働条件等の問題もあり就労国としての魅力が低下している傾向にあります。

フィリピン人が日本を選ぶ理由には、中東のような虐待問題がなく治安の良いクリーンなイメージを持っていることにあり、日本語スキルの課題をクリアできれば日本のビルクリーニング業界でのフィリピン人採用の計画もひとつの方法となるでしょう。

ビルクリーニング業で外国人の人材確保へ

ビルメンテナンスの業務は主に3つ。

清掃(ビルクリーニング)/設備管理/施設警備です。

その中で最も人手不足となっている清掃業務(ビルクリーニング)では技能実習や特定技能から人材確保が可能です。

ビルクリーニング業界も人手不足が深刻な産業であり、2023年には9万人の人材が不足すると予想されています。

近年、特定建築物の増加に対して建物内の清掃作業員数が追い付かず、ビルクリーニング業の人手不足が問題となっています。

また、清掃員の性別では70.9%が女性を占め、全体の37.2%が65歳以上の高齢者であり、女性や高齢者採用も積極的に行っていますが人手不足解消されるには至っていません。

厚生労働省は、ビルクリーニング業界への人手不足解消策をして外国人人材を積極的に受け入れるように要請しています。

技能実習・ビルクリーニング業で外国人雇用する条件

技能実習制度の条件は以下の通りです。

・在留期間:3~5年

技能実習1号(入国後1年目)

技能実習2号(2、3年目)

技能実習3号(4、5年目)
・経験:未経験でも受け入れ可能
・日本語レベル:N5以上(基本的な日本語をある程度理解することができること)
・技能レベル:入国条件には一定のレベルは求められていません。
・採用方法:
送り出し国がフィリピンの場合は、他国とは手続きが異なります。

フィリピン国内の政府機関POEAと日本国内のPOLOによる申請手続きが必要となります。

受け入れ人数:技能実習生の受け入れの基本人数枠は常勤職員の人数によって定められています。
・転職:原則的には不許可です。
・雇用条件:社会保険(健康保険・国民健康保険)/年金(厚生年金・国民年金)等
雇用保険加入が義務付けられています。
・技能実習生への対応:技術を修得させる実習においては、5年以上の職務経験がある常勤職員が対応することが必要です。
・入社までの期間:6ヶ月
・給与相場:15~20万円程度

ビルクリーニング職での作業については、対象作業に対して作業手順や作業範囲、各種作業で使用する道具や備品についての取り扱い方、安全衛生に関する内容などを、技能実習1号、2号に合わせた作業基準にそって実習を行う必要があります。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000173258.pdf
※ビルクリーニング作業について↑

外国人技能実習生対象のビルクリーニング検定について

厚生労働省は、指定試験機関として「公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会」において外国人技能実習生を対象としたビルクリーニング検定を実施を推奨しています。

実技試験と学科試験の両方に合格することでビルクリーニング技能士の資格取得ができます。

ビルクリーニング分野での技能を高めるために、外国人技能実習生をビルクリーニング業界で雇用する際の検定試験として確認しておくと良いでしょう。

受験資格:

・随時2級 技能実習3号の修了予定者
(ビルクリーニング職種に係る3級の実技試験に合格した者に限ります。)
・随時3級 技能実習2号の修了予定者
(ビルクリーニング職種以外の職種の基礎級(旧基礎1級又は基礎2級を含む)に合格した者を含む)
・基礎級 技能実習1号の修了予定者
https://www.j-bma.or.jp/qualification-training/foreigner
※公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会↑

まとめ

人手不足が深刻なビルクリーニング業界の現状に合わせて、技能実習制度や特定技能制度を活用した外国人人材の採用が注目されています。
今回は、特に世界水準で活躍しているハウスキーピング業での経験に期待してフィリピン人の人材に注目してみました。

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